【若干ネタばれ】『風たちぬ』における二郎の決意、そして菜穂子の決意

週末観て来て、断片的な感想はすでにTwitterの方で書かせて頂いてるので、あとちょっとだけ。
私個人的に、気になった部分。
(これから鑑賞される方で「一切内容事前に知りたくない!」と思われる方は、読まないで下さいね~)











まず二郎と菜穂子の結婚について。
上司の大黒氏から二郎に「どうしても今じゃなきゃ(結婚は)ダメなのか?」と聞かれた時に二郎が
「はい。私たちは今どうしても一緒にいなくてはダメなんです。これは私のエゴです」(曖昧な記憶ですが、たしかこんな返答をしてたはず)と答えてました。
“結核”という(当時は完治は非常に難しいとされていた)重い病を抱えていた菜穂子の残された短い時間に、
飛行機の設計という夢でもあり重大な仕事を任されてる二郎が、大きな2つの夢(仕事と最愛の女性)を持ち
共に抱えて生きていこうとする意志(=エゴ と表現されている)が感じられ、私は好感が持てました。
(その前後のキスシーン(回数結構ある)や、○○シーンには「おいおい、病気移っちゃうぞ!」と
突っ込まざるを得なかったですが(^_^;))

そして後半の菜穂子失踪の部分。
ここ鑑賞中は「あー、やっぱりそういう事もあるか」と女としての矜持を失えなかった菜穂子のエゴ(=我侭)を
切なく、(全面共感は出来なくても)理解はして見ておりました。
愛しい人に自分の美しい部分の思い出だけ持っていて欲しい=病に負けていく惨めな姿は見せたくないという強気で、そして弱い面を持つ女性。
………ん?これ、どこかで観たことある気がするなぁ。
鑑賞後もなんとなくこの部分に引っ掛かりを覚えて薄っすら記憶を辿ったら、思い当たりました。
キアヌ・リーブス主演&シャーリーズ・セロン共演の『スウィート・ノベンバー』です。
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10年ちょっと前の作品なんですが、これのラストでシャーリーズ演ずるサラがまさに菜穂子と同じ行動を取るんです。
キアヌ演じるネルソンが全てを受け入れる決意を固めていた故、茫然自失になって佇む、ほろにがいラストが印象的でした。
その点、『風たちぬ』の二郎には手元に航空機の設計という仕事が残っただけでも良かったのでしょうか?
その辺は敢えて描かれないので、私たちの想像の手に委ねられているわけですね。
ちなみに「10年間の間に何かを残せ、出来るか」(←これも超意訳です。スイマセン)というセリフは、
女性より男性の方にグッとくるキーワードだったようです。
連れ立って観たダンナが、「一番グッと掴まれ、考えさせられた言葉だったな」と申しておりました。

以上、備忘録・蛇足として。
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